健康住宅

健康が1番!

高気密住宅が危ない!

高気密住宅が危ない!
「シックハウス症候群」。高気密高断熱の住宅がもてはやされて間もなく、こんな言葉が出始めました。今では当たり前のように使われているビニルクロス等の石油化学製品。施工が簡単で低価格。手入れが楽で狂いも少なく、大量生産に向いているため、大手ハウスメーカーを中心に一気に広まりました。しかし、利便性を追求する一方で、健康に対する配慮は軽視される傾向にありました。家づくりには施工に便利な接着剤等が多用されるようになりましたが、そこには人体に有害な有機化合物が含まれています。当然ながら、完成後の建物内部にはそれらが充満することになります。その後、住宅が原因と思われる健康被害が社会問題にまでなったのです。それを改善するために、法規制により一部の有害物質だけは出にくい建材が使われるようになり、さらに24時間換気が義務付けられました。せっかく熱効率の良い工法ができたのに、これではまったく意味がありません。しかし、そこにはそもそも大きな間違いがあったのです。

断熱性能だけでは健康は保てない!?

断熱性能だけでは健康は保てない!?
「ヒートショック」。命に関わる大きな問題です。同じ家の中なのに、暖房の効いた部屋から一歩廊下に出ると…(>_<)。以前はこんな家がほとんどでした。しかし、今の住宅は断熱性能も向上し、ある程度快適な温熱環境が整えられるようになりました。今では競って断熱性能を表す数値を良くしようとする住宅会社まで現れる程です。しかし、ちょっと待ってください。本当に「高断熱=高性能」と言えるでしょうか?また、「高断熱=健康」と言えるでしょうか?実はそこに大きな落とし穴があるのです。

空気の質が健康を左右します!

空気の質が健康を左右します!
子供の頃のことを覚えていますか?どんな家、どんな家庭で育ちましたか?
お父さんがいつも新聞を読んでいたコタツの居間。お母さんの包丁の音が響く台所。いつも遊んでいて危ないと叱られた階段。おじいさん、おばあさんが内緒でおやつをくれた奥の畳の部屋。愛犬と遊んだ小さな庭…

幼い頃の記憶は、いつまでも心に残っています。何気ない日常も、時を経て記憶は積み重なり、それとともに我が家への愛着も増していきます。人に自慢できるような高級住宅でなくても、デザイナーズ住宅でなくても、安心して暮らせる家ならそれで十分なのかも知れません。そして、次は自分の子や孫たちに楽しい想い出を残してあげたい。誰しもそう考えるものではないでしょうか?それなのに、幼い頃の我が家の記憶が、結露・カビ・喘息・アレルギーだとしたら…

高耐震・高断熱は今や当たり前。私たちが本当に安心して暮らせる家を手に入れるには、室内の空気の質まで考えなければなりません。最新の設備機器に頼った換気システムも、使用開始後、わずか数年で空気の質が悪化し始めます。維持管理を適切に行えば良いのですが、現実的には多くの方々が放置しています。機械も完璧ではありません。

家づくりで失敗しないために、そして、そこで健康に楽しく過ごすために、私たちが選ぶべき家とは…