深呼吸したくなる家・通気断熱WB工法

日本の住宅の平均寿命はわずか30年!?

ご存じですか?日本の住宅の平均寿命はわずか30年足らずということを。かつて日本の木造建築は、当時の優れた技術により、数100年も持ち堪えられるものでした。法隆寺は築1300年以上にもなります。現在、古民家といわれる一般の家屋においても、築100年超えは珍しくありません。それなのに、どうして日本の住宅は短命になってしまったのでしょう?その背景として、生活スタイルの変化も含めていくつか要因は考えられますが、現代の日本の住宅のつくり方が大きく関わっていることは否めません。

家の中には人が住むことを忘れていませんか?

電気代を安く済ませたいだけならば、エアコンなど買わなければいい。そもそも電気を引かなければいい。最高に電気代の安い家の出来上がりです。でも、誰もそんな家は望みません。それは、そこに幸せな生活が想像できないからです。同様に、住宅の断熱性能はもちろん大事ですが、競争で数値だけ必要以上に良くしようとすると、逆に快適な生活からかけ離れていくこともあり得るのです。ある観点では良い数値でも、別の観点では悪い数値になることもあるのです。気付かない人が多いようですが、室内に人が居住することで起こる変化があるのです。

接着剤等に含まれる有害物質が健康に害を及ぼすことは周知のことですが、石油化学製品のすべてが悪いわけではありません。むしろ、今やそれなしでは家は建てられないぐらいです。とても便利で優れたものも、一歩使い方を間違えると、大きなリスクを負うことになります。有害物質の発生を抑えられないならば、発想を変えて、それら排出することを考えれば良いのです。それにより室内の有害物質を減らせるだけでなく、快適な空気環境を手に入れることもできるのです。

幼い子供にどんな素材の下着を着せますか?通気性、調湿性、あるいは素肌への影響等を考えて天然素材のもの(特殊な編み方の化学繊維もありますが…)を着せることが多いと思います。ビニル製だとどうなりますか?想像してみてください…下着に換気扇を付けますか?(笑)。人が生活する家でも同じことが言えます。数字の上でどんなに断熱性能が良くても、そこに人が住むと空気環境に変化が表れます。室内環境を良くするには、温度だけでなく、湿度や気流速度も考えなければなりません。また、空気中の浮遊物や化学変化も考慮しなければなりません。熱効率だけ考えていては、本当に快適で心地良い家は手に入らないのです。

古民家に学ぶ最新技術 ~呼吸する家~

良い家とは、そこに住む家族はもちろん、家自体も健康でなければなりません。かつて日本の住宅ではシックハウスが問題になることはありませんでした。使われる素材はすべて自然のもので、適度に換気もされ、有害物質が室内に充満することなどありませんでした。しかし現代人は、昔のような隙間だらけの寒い家にはもう住めません。そこで考えられたのが「通気断熱WB工法」。これこそ、通気性と保温性を両立できる、自然の力を利用した本当のエコ住宅です。

 通気と断熱の両立が可能になったことで、大きなメリットを得ることができるようになりました。新建材や家具等から飛散した有害物質は、空気中の水蒸気の中に溶け込み、室内に充満しています。高気密住宅で健康被害が多かったのはこのためです。どんなに断熱性能が向上しても、この問題は解決できません。自然素材を多く使っても、現代では有害物質の発生をゼロにすることは不可能です。となると、それを室外に排出する工夫が必要になります。設備機器に頼った換気システムにも多くの問題が指摘されている昨今、より自然なかたちで継続的に換気できる仕組みが求められていました。通気断熱という考え方は、もっとも自然に近い健康住宅の姿です。詳しく知りたい方は、問い合わせフォームからご連絡ください。

深呼吸したくなる家「通気断熱WB工法」施工編

本当に正しい家づくりとはどういうものだろう?私たちteam半兵衛は、常に新しい情報に耳を澄まし、自分の目で確かめ、確信をもって家づくりに臨みます。
基本研修

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実験棟
開発元の研究理論を、実証実験を通して一つ一つ確認していく。地道な積み重ねが大きな進歩に繋がります。
データ解析
現在も比較データを取り続けています。安心のための大切な作業です。
完璧な方法などないかも知れない。しかし、限られた条件の中で最善のものを提供する。これが私たちに課せられたプロとしての役割です。
施工研修

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