球体の不思議

2015年11月24日|カテゴリー「スタッフブログ

こんにちは、ナビゲーターの後藤です。いきなり何の写真かな?というようなアップ写真ですが、どこかの惑星写真ではありません。プレゼントに用意させていただいた木の玉です。球体(円)は、どこが上でどっちが下、という概念はなく、もちろん正面、裏面の区別もありません。だから美しく感じるのでしょうか?言ってしまえばもっともシンプルなデザインでもあります。この球をじっと見ていて思い出したことがあります。球体とは最もシンプルでありながら正確に作ることが非常に困難なのだそうです。自然界に存在する球体は計ったようには出来ていません、私たちが住んでいるこの地球も、赤道方向の直径と北極南極方向の直径とでは約40kmの差があります、もちろん表面の凹凸も激しく、海があるから平らに見えますが海の水をなくせば高低差(凹凸)は10,000mを超えるわけです、ですから精密な製品を作る業界から見れば、地球という商品を精度的に解釈すると粗悪品になるわけです。では現在正確な球体を製造する技術はどこまで進歩しているのか調べてみました。私のリサーチ(ちょっとネットで調べただけ)によると、できた製品(金属球)を地球の大きさまで拡大したとき、なんと凹凸差5mの精度まで高めることができているそうです。しかし完全な球体(誤差なし)を現実に製造することは理論的に不可能なのだそうです。球体の豆知識でした。