結実

2015年12月24日|カテゴリー「スタッフブログ

こんにちはナビゲーターの後藤です、朝晩の冷え込みも本格的に厳しくなり朝車に降りた霜がなかなか解けなくてついついエンジンをしばらくかけっ放しにするようになってしまいました。車庫がある方がうらやましいです。強い冷えにはあまり強くない植物なのですが、昨年にオリーブの木をいただきプランターのまま育てています。今年少ないですが実をつけました。(30~40個ぐらいでしょうか)オリーブが良く実をつける条件には、最低気温が0℃ぐらいになる気候がいいそうです、でも-8℃以下になるような気候の地域では地植え栽培には適さないそうです。

縮小オリーブの見

こうして実がなるのも、鉢植えのオリーブのすぐそばに背丈30cmほどの別種のオリーブを植えてあるからなんです。こんな小さなオリーブが受粉の役に立つのかな?と思っていましたがちゃんと働いてくれました。このオリーブのような受粉の形態を持つ植物を「自家不和合性植物」というそうです、自分の花粉では実をつけることができないので他の木から花粉をもらわないといけないということです。こういう形態は高等植物にみられ強い品種の子孫を残すことができる防衛策なのです、とても賢いですね。この自家不和合性植物の仲間にはリンゴ・梨などがあるそうです。自家不和合性と混同しやすいのが、イチョウの木に代表される雌雄異株種があります。実をつけるのは雌株だけで雄株がなければ受粉できません。イチョウの花粉は1kmぐらいは飛散するそうなので雌株だけがあっても結構実をつけるそうです。雌雄異株種の仲間としてはキウイフルーツなどがあります。植物の社会には長い歴史の中で培われた生きるルールのようなものが受け継がれているんですね。